皆様こんにちは。
本日ご紹介するタイ労働判例は
「病気による休職の後の解雇は不当か否か?」
をお送り致します。
タイ語の判旨を日本語に翻訳し、かつ日本語での解説を入れています。
(全文の文字数:2,248文字)
訴訟の概要
原告:A氏(ゼネラルマネージャー)
被告:会社X
原告A氏は被告である会社Xの被雇用者である。
A氏は良性前立腺肥大症を患っており、治療を受けていた。
雇用者である会社XはA氏に対し、休職し、完治させてから元の職位に戻るように言った。
よって、A氏は治療のために91日間休んだ。
会社XはA氏が職場に復帰した際、
A氏の代わりにB氏を同職(ゼネラルマネージャー)に就け、雇用していた。
また、会社XはA氏に対し「出勤しなくてよい」と通知してきた。